これまでのプロジェクト
広島アートプロジェクト2008「汽水域」
広島アートプロジェクト2008「汽水域」は、3つの企画からなるプロジェクトです。一つは、2月にドイツ連邦共和国のベルリン市で開催した「CAMPベルリン」、二つめと三つめは同年11月に広島市で開催した「旧中2」と「CAMPヒロシマ」です。「CAMPベルリン」は、「migration(移動・移住)」をテーマとし、国境を越えたアーティストの活動や、広島とベルリンが共有する移民の歴史などを、アートを通して考察したものです。「旧中2」と「CAMPヒロシマ」の2つの企画は、「汽水域」という概念を体現したものです。淡水と海水が混じり合う水域を指すこの言葉は、山の文化と海の文化、ローカルとグローバル、戦争の現実と平和のメッセージなど、二つの流れがぶつかり合う場のメタファーであり、多様なせめぎ合いの中から新しい繋がりが生まれる場を創出する試みでした。「旧中2」は地域連携、「CAMPヒロシマ」は国際交流を視野に入れており、それぞれ「旧中工場アートプロジェクト」と「CAMPベルリン」を継承する企画でした。
□ 開催概要
事業名:広島アートプロジェクト2008「汽水域」
ディレクター:柳幸典
■ 企画1:CAMPベルリン ーContemorary Art Migration Project
会期:2008年2月2日(土)ー10日(日)
会場:旧ベルリン市交通局中央整備工場
主催:広島アートプロジェクト実行委員会
共催:広島市立大学、ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学(ドイツ)
助成:財団法人ポーラ美術振興財団、MartStam Gesellschaft
■ 企画2:CAMPヒロシマ ーContemorary Art Migration Project
会期:008年11月1日(土)ー16日(日)
会場:旧日本銀行広島支店
主催:広島アートプロジェクト実行委員会
共催:広島市立大学
助成:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
特別協賛:アサヒビール株式会社
協力:韓国梨花女子大学校芸術大学(韓国)、ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学(ドイツ)、リヨン国立高等美術大学(フランス)、エプソン販売株式会社
後援:財団法人広島市文化財団
CAMPヒロシマ サテライト企画:CAMPベルリンアーカイヴ展
会期:2008年11月1日(土)ー10日(月)
会場:広島市立大学芸術資料館
■ 企画3:旧中2
会期:2008年11月1日(土)ー16日(日)
会場:ボートパーク広島、広島市中区吉島学区・吉島東学区各所、旧中工場裏、広島駅南口前愛友市場 きくや商店
主催:広島アートプロジェクト実行委員会
共催:広島市立大学、財団法人広島市ひと・まちネットワーク広島市吉島公民館、広島ボートパーク株式会社
助成:平成20年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業、財団法人文化・芸術による福武地域振興財団、財団法人アサヒビール芸術文化財団、財団法人朝日新聞文化財団、社団法人中国建設弘済会
特別協賛:アサヒビール株式会社、株式会社カンサイ、株式会社きなり
協力:アサヒの森環境保全事務所、財団法人ひろしま文化振興財団、広島市中区社会福祉協議会、広島市中区吉島学区社会福祉協議会、広島市中区吉島東学区社会福祉協議会、エプソン販売株式会社
後援:広島市中区光南4・5丁目町内会、財団法人広島市文化財団
■ 関連イベント:シンポジウム
平成20年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業「広島にある美術館と大学、地域との連携をめぐって」
日時:2009年1月12日(月)14:00ー15:30
会場:広島市現代美術館ミュージアム・スタジオ
主催:広島アートプロジェクト実行委員会、広島市現代美術館
□ ディレクターズ・メッセージ
広島アートプロジェクト2008は、「汽水域」を総合テーマに掲げます。汽水域とは、川が海に淡水を注ぎ入れている区域、つまり淡水と海水が混じりあう河口域で、山から集められてきた川の流れと、海から押し寄せる潮汐流との二つの流れが共存する場所です。汽水域は我々に比喩を与えます。それは、山と海、ローカルとグローバル、戦争の現実と平和のメッセージなど、二つの流れがぶつかりあう場のメタファーです。独特で多様な生物相を有する汽水域のように、水の都の広島で、このせめぎあう場を現出させることとなるでしょう。
ディレクター 柳 幸典
http://www.yanagistudio.net/home.html
□ 組織構成
■ 旧中2・CAMPヒロシマプロジェクトチーム
代表:大井建次
ディレクター:柳幸典
企画:CA+T
運営管理:大橋実咲、加治屋健司
運営実施:鰕澤達夫、今井みはる
広報:大橋実咲、齋藤彩佳
デザイン:齋藤彩佳、宮田君平
旧中2
統括:岡本芳枝
コーディネーター:今井みはる、大橋実咲、福永敦
CAMPヒロシマ
統括:古堅 太郎
コーディネーター:友枝望、鹿田義彦、大橋実咲、宮田君平
コーディネーター補佐:川岡那津代
■ CAMPベルリンプロジェクトチーム
代表:大井建次
ディレクター:柳幸典
企画:CA+T
運営管理:加治屋健司、大橋実咲
運営実施:鰕澤達夫
企画サポート:岡本芳枝、岩崎貴宏
デザイン:木村華苗
ベルリン側
リーダー:エラン・シャーフ
運営:古堅太郎
運営補佐:福田恵
設営:友枝望
設営補佐:鹿田義彦
広報:河村恵理+宮崎申太朗 (la-condition-japonaise)、福永敦
広島側
広報:今井みはる、齋藤彩佳
デザイン補佐:山本宏美
□ パブリシティー(CAMPベルリン)
ポスター
A2
チラシ(折りたたみ式)
A3
□ パブリシティー(旧中2、CAMPヒロシマ)
※CAMPベルリンの継続企画であるCAMPヒロシマは、旧中2と同時期に開催されました。
ポスター
B2
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