カタログ

今年度4月1日に、広島で、柳幸典が総合ディレクターとして指揮を取った「旧中工場アートプロジェクト」の完全ドキュメンテーションカタログが完成しました!


展覧会会場そのものがひとつの小宇宙を思わせる高度なインスタレーションが評価された、「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展、広島で初の地域展開の展覧会となった「わたしの庭とみんなの庭」展、柳幸典自身がキュレーションし、旧日本銀行広島支店を会場に、「戦争」「貨幣システム」その独占機関としての「国家」に対する問題に鋭く切り込んだ「金庫室のゲルトシャイサー」、それぞれ特色を持つ3つの展覧会が同時に開催された「旧中工場アートプロジェクト」は、各方面から好評をいただき、広島はもとより、全国各地から多くの観客を迎え、大成功をおさめました。


カタログは、全278ページ。カラーページ約130ページの作品図版完全収録、モノクロページでは、アートプロジェクトの全ドキュメントからなる豪華なカタログです。



主な内容

・論文(三本)


柳幸典(総合ディレクター・美術家)

「芸術が生存するための倫理的可能性について 「国際平和文化都市」

 ヒロシマのためのアートセンター構想」


椹木野衣(美術評論家・多摩美術大学准教授)

「イメージとのその幽閉、核力的あらわれ、おもいあたると庭

 旧中工場アートプロジェクトをめぐって」


加治屋健司(美術史家・広島市立大学芸術学部准教授)

「笛吹き男としてのアーティスト 貨幣、アンフォルム、創造都市」



・展覧会各論


天野一夫(美術評論家・京都造形芸術大学芸術学部教授)

「ーミニアチュールとしての私ー」

(「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展)


岡本芳枝(広島市文化財団学芸員)

「ー広島で初の試みとなった地域展開の展覧会ー」

(「わたしの庭とみんなの庭」展)


出原均(兵庫県立美術館学芸員)

「ー関係性の集合としての展覧会ー」

(「金庫室のゲルトシャイサー」展)



・各展覧会図版


約130ページからなるカラー図版。約70組の全作家解説を掲載。

出原均、岡本芳枝、山野真悟(ミュージアム・シティ・プロジェクト運営委員長)、森司(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)、新川貴詩(美術ジャーナリスト)、深瀬鋭一郎(深瀬記念視覚芸術保存基金代表)など、キュレーターや評論家を始めとする豪華な執筆陣。



・DVD付き

泉山朗土、撮影・編集によるドキュメンテーション映像。


《価 格》\3,000

《サイズ》B4(257×182×20 mm)、DVD付 278ページ


取り扱い書店


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NADiff

せんだいメディアテーク「ナディッフ・ビス」(仙台)

水戸芸術館「コントルポアン」(水戸)

愛知芸術文化センターB2F「ナディッフ愛知」(名古屋)

東京都現代美術館1F「モット・ザ・ショップ」

東京都写真美術館1F「ナディッフ×10」

東急文化村B1F「ナディッフ・モダン」

東京オペラシティ3F「ギャラリー5」(以上、東京)




広島アートプロジェクト2007

「旧中工場アートプロジェクト」




 
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