トーマス・アデバー、アンドレア・ツィマーマン+ エンプファングスハレ (コルビニアン・ベーム+ミヒャエル・グルーバー) エリック・アルブラス+イレーネ・ペツーク エディン・バイリック マリー=ルイズ・ビルクホルツ 福田 恵 古堅 太郎 ニコラス・グリマー ヒロミ+シゲ フジシロ ジリアン・ホルト 入江 早耶 開発 好明 木村 華苗 オフィリ・ラピド パウリーナ・レオン ジルビア・ローレンツ ジルビア・ローレンツ+アレクサンドラ・ジェストロビック・ オラ・ジャメスディン 増山 士郎 沖中 志帆 大津 達 ダヴィッド・ポルツィン ソフィア・ポンペリー 流水 彩子 鹿田 義彦 シフン製作所 高橋 知奈美 友枝 望 シラ・ヴァックスマン カロリン・ヴァハター ラウル・ヴァルチ マティアス・ヴェアムケ マティアス・ヴェアムケ+ミーシャ・ラインカウフ
広島アートプロジェクト実行委員会 共催
広島市立大学 ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学 助成
キャンプベルリンは、日本とドイツの若手アーティストによる文化交流プロジェクトです。グローバルに活躍する招待作家に加えて、広島市立大学芸術学部とベルリン・ヴァイセンゼー美術大学を中心とした若手作家約30組が参加します。 プロジェクトのテーマであるmigration(マイグレーション)は、広島とベルリン双方の社会形成に大きな役割を果たしてきました。両都市とも、異なる時代に渡って、多数の移民を生み出し、また、受け入れてきました。近代以降、広島から北米・南米、ハワイへの移民が多く出ています。また、今日、広島には、国際平和文化都市として様々な国から来た在住者がいます。この展覧会は、こうした歴史的な背景のなかで国境を越えて活動するアーティストの現代的な経験を反映させようとするものです。 「キャンプ」という言葉からは、今日では、屋外で行う楽しいキャンプのことが思い浮かぶかもしれません。日常のルーチンワークの一休みです。現代美術はそうした力を持っています。しかし、日常生活をキャンプの中で送ることを強いられるとしたらどうでしょうか。例えば、広島では、原爆を落とされた後、救急所や避難所、孤児院や隔離病棟として「キャンプ」が作られました。ヨーロッパでは、強制収容所(コンセントレーション・キャンプ)がありましたし、世界中で、移民たちは入国許可を得るために「キャンプ」で何年も過ごすことがあります。芸術は、自らの役割を「日常のルーチンワークの一休み」に限定できるのでしょうか。 キャンプベルリンは、広島アートプロジェクト実行委員会が主催し、広島市立大学とベルリン・ヴァイセンゼー美術大学が共催する展覧会です。柳幸典(広島市立大学芸術学部)が総指揮を取り、エラン・シャーフ(ヴァイセンゼー美術大学)とのコラボレーションで開催されます。このプロジェクトの第二弾であるキャンプ広島は、広島で11月に開催する予定です。